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じもきらにおけるきらりんの口癖「すごい」の回数について

2026-03-13
コラムすごい統計

はじめに

このページではきらりんの口癖の1つである「すごい」を取り上げて、きらりんがじもきらで発した「すごい」の回数とその傾向について考察します。 「すごい」のカウント方法のルールは以下の通りです。

先述の通り、カウントは人力で行っているため聞き漏らしなどで大いに誤差を含んでいると思います。気づいた方はご指摘ください。 またこのページに記載されている情報は、91話時点のものとなっています。

全編を通した「すごい」の回数

まず、きらりんがじもきら全編において「すごい」と言った回数を発表します。その回数は、

合計827回

です。 これは1動画あたりに換算すると4.52回という数字で、じもきらを見ることできらりんの「すごい」を存分に堪能できます。 これだけの量の「すごい」を引き出していることから、じもきらはきらりんに刺激的で貴重な経験をたくさん提供していることが分かるでしょう。

編ごとの「すごい」の回数

次に、じもきらでは数話で1つのまとまった内容のロケが行われるため、その編ごとに「すごい」と言った回数に傾向があるのかを見ていきたいと思います。 さっそく各編ごとにきらりんが「すごい」と言った回数を確認してみましょう。

このグラフから、きらりんが「すごい」と言った回数のトップ3は以下のようになります。

特にスタジアム見学ツアー編では100回近く「すごい」と言っていて、サッカースタジアムはきらりんにとって新鮮な驚きに満ちた場所であったことが窺えます。実際きらりんはさまざまな種類の観戦席やスタジアムの展示物を見学していたのですが、その度に「すごい」と漏らしていました。 驚きをとにかくたくさんの「すごい」という言葉で表現しているきらりんが愛おしいです。

また、「すごい」とたくさん言っている回ではなくあまり「すごい」と言っていない回にも目を移すと、話を聞く場面が多かった占い編や質問返し編が挙げられます。 質問返し編に着目すると、質問返しではきらりんの発話シーンはとても多いので、そこであまり「すごい」と言っていないということは、きらりんは語彙力の未熟さから「すごい」を連呼している訳ではないことが分かります。 あくまで、きらりんは何かすごい物事を目の当たりにして「すごい」と思った時に「すごい」と言っているということです。 確かにきらりんの「すごい」の用法を考えてみると、形容詞・副詞的な「すごい」より感嘆詞的な「すごい」の方が多いと感じるはずです。

ただしこのグラフには問題があり、それは各編の動画時間が違うということです。 編ごとに話数も異なりますし、未公開シーンが公開されるようになったのはひろしま満点ママ編からなので、動画時間が長い編は必然的に「すごい」の回数も多くなる傾向があります。 そこで「すごい」の回数を各編の動画時間で割ることで、1分あたりの「すごい」の回数(spmspm =sugoi per minute)を考えます。

spm=nsugoiTspm = \frac{n_{sugoi}}{T}

各編において spmspm を求めた結果を以下のグラフに示します。

このグラフから、各編における spmspm トップ3は以下のようになります。

先ほどの合計では回数が多かったスタジアム見学ツアー編やおりづるタワー編は伸び悩みました。 それらの編は未公開シーンできらりんが歩くだけのシーンや作業をしているだけのシーンが多かったため、「すごい」と言っていない時間も多く、 spmspm という指標では値が小さくなったと考えられます。

ランキングの1位のひろしま満点ママ編となっており、 spmspm が1.5超えという驚きの数字を叩き出していて、2分間に3回以上「すごい」と言っている計算になります。 しかも「すごい」を連発しているピークを抜き出したのではなく、ひろしま満点ママ編を通しての値なので、すごいです。 幼い頃から見ていたテレビの中の世界に入ることができて、感心と感動をたくさん覚えたということがよく伝わってきます。

以上のように、各編ごとの「すごい」の回数という切り口で、じもきらにおけるきらりんの心の動きを垣間見ることができることが伝わったかと思います。

本編と未公開の「すごい」の回数

最後に、きらりんの「すごい」の言いやすさに本編と未公開で差があるのかを検証していきます。 というのも、「すごい」の回数をカウントする中で、明らかに本編の方が「すごい」と言っていると感じたからです。 そこで以下の仮説を立てました。

仮説:きらりんが「すごい」と言う場面は、未公開より本編に含まれやすい

この仮説を実証するために、まずは本編と未公開それぞれの spmspm を確認してみましょう。 値は以下の通りです。

これを見ると、未公開より本編の方が1.5倍ほど「すごい」と言う頻度が高く、本編の方がよく「すごい」と言っていると結論づけてもよいように思われます。

しかし、本当はそんな傾向はないのにたまたま今までの放送回でそのような差が生まれてしまっているだけ、という可能性は残されています。 そこで、見出された差が統計的に有意であるのかを検証していきます。 検証の手順は大まかには以下の通りです。

  1. 本編と未公開の同じ放送回での spmspm の差 spmdiffspm_{diff} を考える。
  2. 帰無仮説 H0H_0 を「本編と未公開動画の spmspm に差はない= spmdiffspm_{diff} の平均が0」とする。
  3. 有意水準を α=0.01\alpha = 0.01 で設定する。
  4. t検定を採用し、t値を求める。
  5. 本編 spmspm が未公開 spmspm より大きいことを検証したいので、片側検定を行って帰無仮説が棄却できるかを確認する。

きらりんが「すごい」という回数が正規分布に従っているのかや、じもきらの放送を無作為なサンプリングと考えられるのかなど、怪しい点はたくさんありますが目を瞑っていただくと、各種パラメータの計算結果は以下のようになります。

パラメータ
平均 spmdiff\overline{spm_{diff}}0.23
有意水準 α\alpha0.01
t値3.56
t値境界2.39

以上の結果から、帰無仮説「本編と未公開動画の spmspm に差はない」は棄却できることが分かりました。 つまり初めに示した仮説は実証され、統計的に「未公開より本編の方がきらりんが「すごい」というシーンが多い」と言えたということです。 (上記で何を確認したかをざっくり説明すると、もし本編と未公開できらりんの「すごい」の言いやすさに違いがないとすると、実際に計測されている値の差が生まれる確率は1%以下である、これは確率的にありえない、ということを確認したということになります。)

このことから何が言えるかというと、じもきらのスタッフさんはきらりんがたくさん「すごい」と言っているような、きらりんのリアクションが良いシーンを抽出して本編を作ってくださっているということです。 そして裏を返すと、未公開ではきらりんが「すごい」とあまり言わないような歩くだけのシーンや作業をしているだけのシーンなど、言ってしまえば何でもない場面も切り取らずにお届けしてくれているということです。

本編と未公開の「すごい」の言いやすさの傾向の差から、本編と未公開でそれぞれ違ったきらりんの表情が見られることが分かっていただけたでしょうか。

まとめ

以上が、じもきらにおいてきらりんが「すごい」と言った回数に関する考察です。 「すごい」という口癖を通して、きらりんがじもきらで生き生きと振る舞っていることが少しでも伝わっていれば幸いです。 これからもきらりんの口癖にも注目しながら、じもきらを楽しく視聴していきたいです。